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哀悼 松下勝夫先生

平成30年8月18日、剣道教士八段 松下勝夫先生の告別式が執り行われました。

先生との出会いは自身が中学生の頃、先輩に誘われて養浩館に稽古に参加した時である。

初めて見た時の印象は、身体が山のように大きく、声も野太くしゃがれてとても怖い印象でした。

稽古も激しくブルドーザーのようで、こんな人にかかったらどうなっちゃうんだろうと思いつつ

稽古をもらいました。 小僧の私は当然掛り稽古あるのみ、なんとか稽古を終え先生に挨拶に

行くと、「基本をしっかりやって頑張れよ」と優しく声をかけてもらいました。

まさに「気は優しくて力持ち」を地で行く感じでした。全日本選手権にも出る凄い選手だと知ったのはその後でした。

それから30年以上たち、自身が少年剣道の指導を行う縁で松下先生が時折稽古に来てくれるようになりました。

優しい一面とおちゃめなところが子供達にも人気で、試合場で松下先生を見かけるとすぐに挨拶に行ったものでした。

今年はじめ「4月になったらお前のところに稽古に行くから、防具の置き場所を開けといてくれ」そう言われたので

急ぎ場所を空け用意しておいたのに、それがかなわず本当に残念です。

稽古で戴いた「雷のような面」そしていつも聞かされた「素振りをしっかりやれ」「初太刀一本千本の価値」の言葉を心にして今後も

稽古に励んでいこうと思います。

先生の稽古のおかげで当館より、全国中学校剣道大会に今年2名も出場しましたよ!!

これからは天国より見守っていてくださいね。 お化けで出てきても優しい先生なら大歓迎で稽古お願いします。

心よりご冥福をお祈りいたします。

合掌

 

 

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